~ 地中海を舞台にした歴史地理学の起源と発展 ~ ゲオグラフィア=世界の記述+世界の図画化/その視点に触れて、文明のうつろいを体験する!


『古代地中海を巡るゲオグラフィア』 -概要-

古代地中海を巡るゲオグラフィア

~ 地中海を舞台にした歴史地理学の起源と発展 ~
ゲオグラフィア = 世界の記述+世界の図画化
Geografia [地理学] [文章化]  [地図化]
その視点に触れて、文明のうつろいを体験する!

人が環境を認識し、目に見える形に書き表すことで、そこから文明が発展していきます。本作では、その変遷を過去の賢人たちの記録を引用しながら展開していきます。

【内容】
本作は、古代地中海を舞台に、人間が居住可能な地域について、どんなイメージを持っていたのかを、神話、探検、認識の痕跡からたどり、地中海を表面的に鑑賞するだけではなく、その奥に秘められた歴史の扉をたたいています。少しでも地中海世界に興味ある人すべてに手にしてほしい作品となっています。

【著者】ステファノ・マニャーニ(Stefano MAGNANI)
1964年チェゼーナ生まれ。現在はウーディネ在住。1993年、ボローニャ大学で歴史学の学士号を取得した後、同大学の博士課程で古代史の研究を行う。2001年からウーディネ大学の研究員となり古代ローマ史研究に携わり、同大学で「古代世界の歴史地理学」と「古代ローマの碑銘研究」を教えている。2005‐6年には、フンボルト奨学研究員としてドイツのミュンスター大学で古代史研究に従事している。

【訳者】久保 耕司(くぼ こうじ)
1967年福岡県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大学・大学院では宗教学を専攻し、宗教心理学、ヨーロッパの宗教文化などに関する研究活動を行う。現在は大学を離れ、翻訳業に従事している。