『見えないものたちの踊り』 -概要-

見えないものたちの踊り

小社サイトにおいて、WEB連載「92の短い長編小説」として
掲載させていただいておりました作品の全編版。

ローマの、ごくごく普通の市井のひとたち。
その一癖も二癖もある、バラエティーに富んだたくさんの登場人物たちを
磨きぬかれた言葉で削ぎ落して描かれたショート・ショートのような短いストーリー。

「誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国」
「罪のスガタ」の著者シルヴァーノ・アゴスティの新刊!!
今を生きる人々の92のストーリー

「監修者あとがき」より
僕が(あとがきで今さら言われても、という声も承知で)あえて提案したいのは、 これら物語の「服用」を、一日最大一話にとどめることである。速読や斜め読み なんてもってのほか。スローに行こう。いくら気に入った話があっても次に期待 して先を急がず、読み終えた内容を頭の中に入れたまま一日を過ごしてみてほし い。あるいは夜を越えてみてほしい。そのストーリーの成分がじんわりと浸透す るかもしれないし、しないかもしれない。物語というものが僕たちの心の薬だと して、それが効く効かない、合う合わないは別として、一度に過剰摂取するのは よろしくないのではなかろうか。そんな調子で、この本をぜひ長めにそばに置い てみてほしい。


【著者プロフィール】
シヴァーノ・アゴスティ(Silvano Agosti)
作家、映画監督。1938 年、イタリア北部、ブレーシャ生まれ。
国立映画学校監督コースを首席で卒業し、モスクワ国立映画学校に留学。
その後、ローマで映画制作に取り組み、問題作を次々と発表する。
代表作は『カーネーションの卵』など。作家としての評価も高く、
日本語に訳された作品に『1日3時間しか働かない国』(マガジンハウス)、
『罪のスガタ』(シーライトパブリッシング)がある。

【訳者プロフィール】
京都ドーナッツクラブ(旧:大阪ドーナッツクラブ)
2005年結成。メンバーは十名あまり。モットーは、「知的好奇心の輪を広げる」。
そもそもはノーベル文学賞劇作家ダリオ・フォーのコメディーを翻訳上演するため だけに結成したつもりが、映画・音楽・文学・演劇・食文化などなど、 気づけばイタリア文化紹介を継続して実施…。
さらに、各々の専門や興味がクロスオーバーした結果、今やイタリア関連にとどまらない 活動まで行っている企画集団。
諸事情により本名を公にしないメンバーもいることから、ドーナッツにまつわるコードネームが 全員についている。代表はFM802 DJ の野村雅夫(ポンデ雅夫)。
今回、翻訳を担当したメンバーは、野村雅夫(ポンデ雅夫)、有北雅彦(有北クルーラー)、 柴田幹太(オールドファッション幹太)、二宮大輔(ハムエッグ大輔)、 田中桂子(ツイスティーけいこ)、稲葉伸之介(稲葉チョコレート)、 シナモン陽子、セサミあゆみ、ちひろショコラ、あかりきなこ。

【監修者プロフィール】
野村 雅夫
1978年、イタリア、トリノ生まれ、滋賀育ち。
映画理論を専攻し、大阪大学大学院博士後期課程単位取得退学。
イタリアの知られざる文化人を日本に紹介する団体「京都ドーナッツクラブ(旧:大阪ドーナッツクラブ)」代表を務める。
大阪のFM802でDJとして番組を担当。

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