09.2012年の日本におけるイタリアPOPS / 
~ ”きいてみ~よ!” イタリアPOPSのススメ 2012 ~ 第9回
《Piccola RADIO-ITALIA(ピッコラ・ラディオ=イタリア)》

 まずは2012年のイタリアの出来事を振り返ってみましょう。

 欧州経済危機を脱するために2011年11月16日に誕生したマリオ・モンティ政権。Super Mario(スーペル・マリオ)と呼ばれるほどの辣腕を振るったマリオ・モンティ首相でしたが、僅か1年1か月の2012年12月21日に辞職することとなりました。その辞職日は、奇しくもマヤ歴をネタ元とする『2012年人類滅亡説』の日に当たるため、「わたしたちの政権は今日終わるが、マヤの予言によるものではない」とジョークを交えて発言していました。遅くとも2月までには総選挙で次期首相を決めることになるとか。

 また2012年5月20日と29日の2度に渡ってBologna近郊を中心にイタリア北部地震が勃発。2009年のイタリア中部地震の際と同様、イタリア音楽界ではチャリティコンサートがいくつか開催されました。そのうち、最も大規模なイベントとなったのは、9月22日に開催された『Italia Loves Emilia』。13組のビッグアーティストが一致団結した夢のような共演を含むステージを見せ付けてくれました。15万人超もの観客を動員したことも特筆するところでしょう。またこのイベントを完全収録したCD4枚+DVD2枚が、僅か2ヶ月後の11月末に発売されたことも、イタリア人の底力を垣間見せてくれました。



オオトリに歌われたこの楽曲は、被災地となったEmilia出身のカンタウトーレ故Pierangelo Bertori(ピエランジェロ・ベルトリ)の作品"A muso duro(意:断固として)"。Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)のナレーション&歌に続いて、Nomadi(ノーマディ)、Giorgia(ジォルジァ)、Tiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)、全員、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)、Negramaro(ネグラマーロ)、Renato Zero(レナート・ゼロ)、Zucchero(ズッケロ)、全員、Litfiba(リトフィーバ)、Biagio Antonacci(ビァージォ・アントナッチ)、Jovanotti(ジォヴァノッティ)、Ligabue(リガブエ)、全員と歌い回しています。Elisa(エリーザ)はソロパートはないものの、最後の高音スキャット部分を歌っています。

 オリンピックイヤーでもあった2012年は、恒例のパラリンピックが開催され、盲目の歌手Annalisa Minetti(アンナリーザ・ミネッティ)が見事、銅メダルを獲得。

 また来日したアーティストも多かったのも特筆できます。

【2012年来日イタリア人アーティスト】
4月:New Trolls - UT(ニュー・トロルス・ウト)
   Le Orme(レ・オルメ)
   Locanda delle Fate(ロカンダ・デッレ・ファーテ)
   Pooh(プー)
   Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ)
   Peppe Servillo(ペッペ・セルヴィッロ)
8月:Goblin(ゴブリン)
10月:Mario Biondi(マリォ・ビォンディ)
12月:Simona Molinari(スィモーナ・モリナリ/日本表記:シモーナ・モリナーリ)

 そして来日時に筆者がインタビューをすることができたアーティストたちがこちら。
Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ)
http://piccola-radio-italia.com/archives/52012800.html



Simona Molinari(スィモーナ・モリナリ/日本表記:シモーナ・モリナーリ)
※インタビュー記事は2013年1月創刊予定の雑誌『Musica Vita Italia』に掲載



また筆者が歌詞監修と対訳を務めた日本盤CDを1タイトル、市場に送り出すことも出来ました。
【2012年7月5日発売/通販限定】「シングルコレクション」CD4枚組
http://piccola-radio-italia.com/archives/52020804.html

 これら2012年の日本におけるイタリアPOPS関連の出来事を振り返った記事を、筆者の公式サイトに書きましたので、詳細はそちらをご参照ください。
http://piccola-radio-italia.com/archives/52051932.html
http://piccola-radio-italia.com/archives/52052086.html

また2013年は、また一段と多くのアーティストの来日や日本盤の発売も予定されています。情報解禁を楽しみにしておいて頂ければと思います。

Piccola RADIO-ITALIA
YoshioAntonio こと 磐佐良雄

***** 今回ご紹介したアルバム *****
『Italia Loves Emilia』
アルバム;Italia Loves Emilia

『ジリオラ・チンクェッティ』
アルバム:シングル・コレクション
アーティスト:ジリオラ・チンクェッティ

Piccola RADIO-ITALIA
YoshioAntonio こと 磐佐良雄
『ピッコラ・ラディオ=イタリア』
http://piccola-radio-italia.com/


”きいてみ~よ!” 
~ イタリアPOPSのススメ 2012 ~ 第9回
2013-01-05

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