~ 考えられるだろうか、文化財省を廃止するイタリアなんて ノルウェーが、漁業省を廃止するようなものである! ~ (本文より) 【内容】 2006年、政権に返り咲いた「オリーブの木」。 プローディ政権において大臣として手腕を発揮するジョヴァンナ・メランドリ氏が、 かつての自身の政策を評価し、文化・景観・ツーリズムの「イタリアンモデル」を提示する。 観光大国イタリアの現在と再生計画。
【著者】ジョヴァンナ・メランドリ(Giovanna MELANDRI) 1962年ニューヨーク生まれ。一人娘とローマ在住。モンテジソン社の研究所でキャリアをスタートさせ、その後1988年から1994年まで環境保護団体レーガンビエンテの国際局の責任者を務め、科学委員会を立ち上げた。 女性の政治参加促進のための協会、“エミリー”の創設者の一人でもある。 1994年からは国会議員となり、1998年から2001年まで文化財大臣。2001年より下院の外務委員会及びイタリア放送協会RAI監視委員会のメンバー。2006年より再びプローディ政権においてスポーツ・文部科学大臣に就任。 【訳者】八木 真紀子(やぎ まきこ) 1979年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学大学院地域文化研究科修了。 大学院では観光政策の日伊比較研究を行う。