～ 建築・都市計画に携わる私たちが、「バベルの塔」を克服するために・・・ ～ 【内容】 私たちのいる場所は、すでに都市と呼べるものではなくなり、ただの「寄せ集め」となっている。 土地の記憶を呼び覚まし、その姿を回復する術（すべ）を取り戻す。都市は、そのとき癒される・・・ 『ミューズが微笑む都市』の著者が顕示する、都市が都市であるための方策。 夜空と語り合う都市へ。 近年、韓国のソウル市内を流れる「清渓川（チョンゲチョン）」上空の高速道路を撤去し、 都市に空を取り戻した政策が注目されています。 今求められている都市の記憶を呼び覚ます術（すべ）を伝える、近刊の日本語訳。
【著者】ピエル・ルイジ・チェルヴェッラーティ（Pier Luigi CERVELLATI） 1964年以来、歴史的都市の保存、再生で先進的とされるイタリア・ボローニャの都市計画局長をつとめ、都心部の再生による都市再生を理論的、かつ実践的に指導してきた。その実績はヨーロッパ中に知れ渡っている。 【訳者】 飯野 真由美（いいの まゆみ） 1995 年多摩美術大学版画専攻にて深澤幸雄氏に師事。2005年よりミラノ在住、画家としての活動と共に翻訳、ライター活動を行う。 ロッコ・フィウマーラ・ジャンコッティ（Rocco Fiumara Giancotti） 1986 年ヌォーバ・アカデミア・ディ・ベレ・アルテ彫刻科にて学ぶ。イタリア国内にて教育書の執筆、監修に携わる。近刊には、"IDEA, SEGNO, PROGETTO"，"IMMAGINE E PROGETTO"，"ARTE IMMAGINE"（DEAGOSTINI ITALIA）がある。