裁判官 被害者 殺人犯 ~それぞれの罪と 裁きの行方~ 【内容】 罪とは何かを問い、読者の潜在意識に眠る欲望をあぶり出す、 イタリア発の現代版「罪と罰」とも言える作品。 人間が本質的に抱える矛盾を突きつけ、 今一度「罪とは何か」と考えるきっかけを与えてくれる。 人間が本質的に抱える矛盾 そこから生まれる罪のスガタを浮かび上がらせる イタリアの知られざる巨匠 作家・映画監督アゴスティの話題作! 親愛なるアゴスティ 僕が思うに、これは映画化にもってこいの実に魅力的な物語だよ フェデリーコ・フェッリーニ
【著者】シルヴァーノ・アゴスティ(Silvano Agosti) 作家、映画監督。1938 年、イタリア北部、ブレーシャ生まれ。国立映画学校監督コースを首席で卒業し、モスクワ国立映画学校に留学。その後、ローマで映画制作に取り組み、問題作を次々と発表する。代表作は『カーネーションの卵』など。作家としての評価も高く、日本語に訳された作品に『1日3時間しか働かない国』(マガジンハウス)がある。 【訳者】野村 雅夫(のむら まさお) 1978 年、イタリア、トリノ生まれ、滋賀育ち。映画理論を専攻し、大阪大学大学院博士後期課程単位取得退学。イタリアの知られざる文化人を日本に紹介する団体「大阪ドーナッツクラブ」代表を務める。大阪のラジオ局FM802 でDJ として番組を担当。