「イタリア国内でラジオを点ければ聴こえてくるが如く日本でもイタリアPOPSを普通に聴けるようにしたい」との想いを込めてイタリアのPOPSを紹介するコーナーです 01.なぜイタリアPOPSをお勧めするのか? / ~ ”きいてみ~よ!” イタリアPOPSのススメ ~ 第1回


01.なぜイタリアPOPSをお勧めするのか? / 
~ ”きいてみ~よ!” イタリアPOPSのススメ ~ 第1回
《Piccola RADIO-ITALIA(ピッコラ・ラディオ=イタリア)》

このサイトに訪れる方には、イタリア語学習者やイタリアに興味がある方が多いと思います。

しかしながら日本ではなぜ、イタリア文化の重要な要素の一つであるはずの『音楽』だけが、いつまで経ってもクラシックやオペラ、ナポリ民謡、1960年代カンツォーネだけで留まっているのでしょうか。

実は1970年代以降もイタリア発の世界的なヒット曲やビッグスターが登場しているものの、そのほとんどが日本では紹介されないというガラパゴス化現象が日本社会に起きているのです。

以下は昨年(2010)世界5大陸を廻る世界ツアーを成し遂げたイタリアの国民的ビッグスターClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)のツアー風景を収めたPVです。


巨大スタジアムをも満員にできるビッグスターであることが、映像の端々から感じ取ることができるかと思います。

イタリアのポップスのことを日本では『イタリアン・ポップス』と呼ぶ傾向がありますが、英語表現ですのでイタリア好きとしては納得できないところ。("フレンチ・ポップス"よりはマシですが)

そこで筆者は積極的に"イタリアPOPS"という表現を使っています。

イタリアPOPSは、楽しみながら現代のイタリア語に触れられる適切なイタリア語教材であり、その歌詞には今のイタリアを知る手掛かりとなる要素がたくさん詰まっている作品も多いことからも文化教材としても適切だと思います。

イタリアが好きな人なら、イタリア語を真剣に学びたい人には、ぜひイタリアPOPSを聴いていただきたい。生きた語学教材の側面からでは、出来るだけ新しいものを聴いて頂きたいと思っています。

このコラムでは、そうした"イタリアPOPS"を月に1回のペースで紹介してきます。

また筆者は、『イタリア国内でラジオを点ければ聴こえてくるが如く、日本でもイタリアPOPSを普通に聴けるようにしたい』との想いを込めて『Piccola RADIO-ITALIA(ピッコラ・ラディオ=イタリア)』という草の根活動のプロジェクトを展開しています。

当プロジェクトは、有線放送のカンツォーネチャンネルで最新イタリアヒットを提供することから始まり、2005年からは毎月1回の音楽鑑賞会、通称『FESTA(フェスタ)』を開催しています。

このコラムは、毎月のフェスタの約2週間前に掲載し、フェスタの予定もアナウンスしますので、ぜひチェックしてください。


Piccola RADIO-ITALIA
YoshioAntonio こと 磐佐良雄


***** 今回ご紹介した曲の収録アルバム *****

『Per il mondo - World Tour 2010』
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アルバム:Per il mondo - World Tour 2010(2010年発売/日本盤未発売)
アーティスト:Claudio Baglioni
レーベル:Sony Music
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***** 第72回 FESTA (予定の内容) *****
1.日本盤発売記念特集:Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクエッティ)
2.イタリアで最近リリースされた話題作から
3.白熱のライブ映像

日時:2011年5月14日(土) 17:15~21:30 (16:45開場)
会場:東京・JR亀戸駅 徒歩2分
※お申込み&詳細は以下のサイトまで。

『ピッコラ・ラディオ=イタリア』
http://piccola-radio-italia.com/

参加者層は大学生から60歳過ぎの方まで、イタリアPOPS初心者からヘビーリスナーまで、実に幅広い方々が集まっております。どなた様でも、お一人様でのご参加でも歓迎いたしますので、ぜひご検討ください。


”きいてみ~よ!” 
~ イタリアPOPSのススメ ~ 第1回
2011-05-01